福岡空港の誘導路でJAL機が立ち往生し、滑走路を一時閉鎖した件

https://news.yahoo.co.jp/articles/525a3e587b288d23e996825162f3462292673c96

(2021.9/26(日) 9:57配信読売新聞オンラインの記事)

この詳細については全く説明されていないので深く言及できません。

しかし、ステアリングのトラブルならなぜ着陸後の滑走路で止まらず、誘導路まで行けたのか?不思議に思いませんか??

これに関係して、飛行機のステアリングってどうなっているのかを解説します!

まず飛行機が離陸前に、駐機場から誘導路、滑走路まで地上移動する際の説明です。この比較的低速(30KMぐらいまでです)の際は、左操縦席には左側、右操縦席には右側にステアリングが付いていますのでそれを自動車のハンドルのように操作します。片手運転ですけど。。

ステアリングとつながっている、機首のノーズギアが曲がることで旋回をします。

そして離陸時には、このステアリングは使いません。高速では舵角が小さくても曲がれることと、ラダー(方向舵)を動かすことで空力的な方法修正が可能だからです。

離陸時には、方向維持にラダーペダルを使用します。ラダーペダルはノーズギアにも繋がっています。ただフルで踏んでもステアリング程の舵角は出ませんが、高速での方向修正には充分です。

加えてラダーペダルの動きで空力的に方向修正もして、滑走路中心線上を滑走して離陸していきます。

以上のことから、地上での飛行機の方向修正には高速時、低速時の二種類があることが分かっていただけたと思います。

今回のインシデントは、誘導路上で停止したということです。

着陸後は高速なので、ラダーペダルで方向修正が可能です。加えてブレーキも左右の車輪別々に制御できるので、それも手伝って滑走路から誘導路まではたどり着けたのではないかと思います。

ただ低速ですとステアリングが使えないと地上移動できませんので、今回の場合はステアリング系統のトラブルだったのかな、と思います。

実際上空ではステアリングとノーズギアは切り離される構造なので、着陸後に噛み合わないトラブルは非常に稀ですが聞いたことがあります。

何にしても、滑走路逸脱などの大きなトラブルにならなくて良かったと思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。