さて今日はGAのお話の予定でしたが、同じ話題が続くのでちょっと変更します。
今日はスポイラーについてです。
スポイラーは、着陸のときに羽の上に立つ翼板のことです。

これには二種類、フライトスポイラーとグランドスポイラーがあります。
機種によって違うので、概要をご説明します。
グランドスポイラーは、翼上面にある翼板全てが最大角度で立ち上がります。
飛行機が接地すると、(飛行機が接地した、と認識する方法は、例えばギアにあるFLT-GND SWITCHがGNDになっている、とか、メインホイールがSPIN UPしている、とか、機種によってはRADIO ALTもあって、これら全てを満たす場合です)、SPEED BRAKEレバーがARM位置に設定されいればすぐに立ち上がります。
もしARM位置にしていなくても、リバースを引けば立ち上がります。
もっとマニアックな話をすると、機種によりますが右側主脚にグランドスポイラースイッチがあって、どちらかの主脚が接地するとフライトスポイラーが立ち上がる、なんてこともありますので、厳密には2段階の立ち上がり方をします。
左からのクロスウィンドで、昨日ご説明した風上からWingLowで着陸すると、一回外側のスポイラーが立ち上がってから、内側のグランドスポイラーも立ち上がる様子が見られるかもしれません。
このグランドスポイラーですが、同じ機種でもSFP(Short Field Performance)パッケージを採用している飛行機だと、採用していない飛行機に比べて立ち上がる角度が
大きい、ということもあります。
よく飛行機をご覧の方は、違いにも気づかれるのではないでしょうか?
明日はフライトスポイラーについて説明します!
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