なぜANAは違うエンジンのB787導入?

JAL A350やANA 787GEnx初号機新規登録 国交省の航空機登録9月分(Aviation Wire) – Yahoo!ニュース 国土交通省航空局(JCAB)によると、2021年9月の航空機登録は、予約登録受付が10機、新規登録が9機、移転登録が20機、変更登録が7機、抹消登録が1機で、予約登録取り下げはなかった。  新規news.yahoo.co.jp

こんなニュースが有りました。

ANAはB787のローンチカスタマーとして、世界で初めてB787を運航しました。

現在ANAのB787に装備されていいるエンジンは、ロールス・ロイス製です。

ANAは、何とかローンチカスタマーになりたかったのでしょう、最初に型式証明を取る予定であったロールス・ロイス一択しかなかった、とも言われています。

ちなみにロールス・ロイスは過去、ANAはL1011という飛行機で使用して以来でした。

JALはローンチカスタマーにこだわっていなかったために、GEのエンジンを搭載したモデルをANAから遅れて導入しています。

こうして国内二社が異なるエンジン搭載のB787を運航していましたが、2017年にロールス・ロイス製のエンジンファンブレードに欠陥が発覚、ANAは稼ぎ頭のB787を全機運航停止せざるを得なくなりました

これはANAにとっては痛手で、当時国際線拡大に躍起だった同社の路線は乱れまくりました。国内線仕様の飛行機を近距離国際線に充当したり、国内もあおりを食らってB767,B777,B737などが普段飛ばない路線を担当したり。。

旅客機は一部を除き、エンジンメーカーを複数から選択できるようになっています。

例えばA320は、ジェットスター・ジャパンはV2500というエンジンを装備していますが、国内他社はCFM56エンジンを採用しています。

また、A320neoでも2つの進化版エンジンを選択できますが、P&WのPW1000は画期的なGTFという機構を備えていて、不具合があったりと安定しない時期もありました。

私はA320では両方のエンジンのSimulatorに乗ったことがありますが、操縦方法も異なります。

エンジンの計器表示が変わるからで、出力の目安となる単位まで違うため慣れるのは大変です。

このようにパイロットにとってもエンジンの違いは混乱が生じる原因にもなります。

またエンジンごとの予備部品や整備部品を保有しなくてはならないエアラインにとっても、異なるエンジンメーカーの同型機はとてもコストがかかります

それでもANAがJALと同じGEエンジン仕様を導入した背景は、エンジンの致命的不具合が発生したときでも全機運航停止を回避できる策が必要であったのでは?と思います。

まあ、世界的にあったB787全機運航停止のような事態ではどうしようもありませんが。

そのような場合に備えて、例えばB737とA320を両方保有したりする会社もあります。

昔JALも、B767のエンジンをP&WからCFに変えたり、もっと前にはJALのB747CLがエンジンの種類がとても多くて混乱したという話もありました。

旅客機とエンジンの組み合わせは意外と難しいものです。

しかしJALと比べてANAはあまり機種選定がうまくいきませんね。。。

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